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若者のクルマ離れ

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1980年代や1990年代は「免許を取ったら何を買うか」というのが、男の子たちの間での欠くことのできない話題でした。

スカイラインや、シルビア、レパードやソアラにカローラレビンやスターレットといった当時のクルマたちは高いクルマでも安いクルマでも輝いて見えたものです。

もちろん18歳やそこらの若者にとってそれは夢物語でしかないのですが、それは「いつかかなえてやるぞ」という半ば決意と同じ意味を持っていたと思います。

そのために仕事もがんばり、一生懸命汗水垂らして貯めたお金であこがれのクルマを手に入れる。ある意味市場経済としても非常に健全な状態だったと思います。

これは男性にとってはいつまでも、世代を超えてループしてゆくことだと疑わなかったのですが、まさか「若者のクルマ離れ」などという言葉が叫ばれるようになる日が来るとは夢にも思いませんでした。

 

クルマは憧れの対象ではなくなった

クルマなんか要らない。電車やバスなどで移動すれば事足りるし、どうしても必要ならレンタカーがあるし、駐車場や税金を払うのがばかばかしい。それが今の若者の言い分です。

至極ごもっともですね。ではなぜ、私たち一昔前の世代は一生懸命クルマを手に入れることを夢見たのでしょうか。そしてなぜ今の若者はその同じ夢を見ることができないのでしょうか。

理由は簡単だと思います。彼らが夢見ることができるようなクルマが販売されていないからです。
町のディーラーの大きなショーウインドゥ越しに見えるのは、家族連れ御用達のミニバンや、経済性最重視のエコカーばかり。

若者が「あこがれる」ようなクルマとはかけ離れています。確かに彼らをターゲットにしたようなクルマもないことはないのですが・・・。

 

メーカーは若者の声を聞くべき

メーカー曰く、若者に乗って欲しい、というような今のクルマ。なんだかずれている気がしてなりません。所詮それは「オトナ」の押しつけだからではないでしょうか?

経済性も、居住性も大切ですが、もっと彼らに訴求するようなクルマ。それは「オトナ」が考えても無理です。もっと彼らの意見に耳を傾け、彼らと同じ目線に立ち、彼らの財布事情に合わせた価格設定をする。

簡単なことだと思います。若者のクルマ離れをくいとめるのは、ほかでもない自動車メーカーの仕事です。日本を支えてきた一大産業がこのまま衰退していくのを見るのは悲しいです。是非がんばっていただきたいと思います。

大学生に聞いた、「若者のクルマ離れ」は本当?

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